悩んでいる人が多い目の下のクマ。
スキンケアでお手入れするのも効果的ですが、やはりメイクアップの力も借りなければ厳しいところ……。
今回は、「stila(スティラ)」の「オールインワンカラーコレクティングパレット」を使った私的最強クマ消しメイクを紹介します。
stila(スティラ)オールインワンカラーコレクティングパレット
stila(スティラ):オールインワンカラーコレクティングパレット
私が最強クマ消しメイクをする上で愛用しているのがスティラのパレットです。
コンシーラーやコントロールカラーとして使えるクリーム状のカラーが5色と、パウダーが2色入っています。
コンシーラーは肌色というイメージが強いですが、
赤みにはグリーン・くすみにはピンクというように、
部分的にもコントロールカラーを使用してあげるとよりカバーのクオリティが高くなるのでおすすめ。
日本でも色味別のコンシーラーやパレットタイプは販売されていますが、
海外コスメということもあって、こちらはより色味が強く出ます。
メイク初心者さんにとっては難しいと感じるかもしれませんが、
使い慣れると高いカバー力を発揮することができるため、
これ1つで様々なアラを隠すことができるようになりますよ♪
スウォッチをチェック
1 PEACH CREAM
程よくコーラルっぽさを兼ね備えたピーチカラー。
青みを感じるクマなどに効果的。
2 PINK CREAM
ピンクみの強いカラーなので、血色感を出したい部分や
ほうれい線・眉下あたりの骨部分に使用するのがおすすめ。
3 YELLOW CREAM
黄味が強いカラー。比較的日本の普通色に近い印象。
シミソバカスやニキビ跡などの色素沈着部分に。
4 GREEN CREAM
赤みを消すのに効果的なグリーンカラー。
頬や顎などの赤みが気になる部分に。
5 ORANGE CREAM
血色感を強く出せるオレンジカラーは目の下のクマや
頑固な色素沈着部分を一旦フラットにさせるのに効果的。
6 YELLOW POWDER
黄味寄りのパウダーですが、かなりイエロー!という
印象ではないので、馴染ませとして使えそうです。
7 LAVENDER POWDER
くすみを飛ばして明るく見せてくれるラベンダーカラー。
ハイライトパウダーとして万能です。
テクスチャーを動画でチェック
このコンシーラーを選ぶのにはテクスチャーにも理由があります。
こういった固形のコンシーラーの場合、
①こっくりしすぎて結構マット
→乾燥しやすい
→シワ落ちしやすい
②しっとり油分が強い分伸びやすい
→夏場やマスクメイクだとヨレやすい
→よく伸びて馴染みが良い分カバー力が下がる
この2パターンの質感がとても多いイメージです。
しかし、スティラのパレットに入っているコントロールカラーの場合
程よく伸びるけれど、ある程度馴染ませた後はピタッと密着して伸びすぎないんです。
(もちろん厚く塗ってしまうと、ヨレやすかったりシワ落ちしてしまいます)
少量でも色味をハッキリと出してカバーすることができ、密着力も高いので、
これまで使ってきた固形コンシーラーの中でも一番使いやすいと感じています。
クマ撲滅!私的最強メイクプロセス
Before:化粧下地を塗った後の状態
そもそも、私は昔からかなり目の下のクマがひどいです。
様々なメーカー・質感・色味のコンシーラーを使ってきましたが、
厚塗りをするとヨレやすかったり、「塗りました感」が出てしまうので困りどころ。
肌色は白い方なので、明るい色を使うと目元だけ白っぽくなったり、
暗い色で馴染ませようとすると目元だけくすんで見えたりします。
1.オレンジのコンシーラーを塗る
大抵の方がファンデーションの後にコンシーラーを塗ると思いますが、
色が濃く出るオレンジを使用するため、
化粧下地を塗ったあとファンデーション前にこちらの行程を挟みます。
クマのU字になっている境目部分をメインに、
スティラの「オレンジクリーム」を乗せて馴染ませます。
厚塗りっぽくならない程度に、しっかりオレンジの色が出るよう塗るのがポイント。
クマの境目よりも少し広範囲へ馴染ませ、もちろん内側部分まで塗り広げます。
2.ベージュ系コンシーラーを塗る
オレンジのみを塗ったままファンデーションを重ねても
色が濃い分絶対に馴染まず目立ってしまうので、
上から「イエロークリーム」のコンシーラーを重ねて一旦色味をフラットにします。
この時は、頬などの肌色と完全に馴染むようにしなくてOKです。
少し目元がオレンジっぽいなと分かるくらいがベスト。
指やスポンジで馴染ませすぎるとオレンジが薄くなってしまって
カバー力が下がってしまうため、
私はブラシでサーサーと薄く塗ってから軽く指で線っぽさが消えるようぼかしています。
※ブラシでの塗り方は下に動画あり
2までの違いを左右で比較
向かって左側:下地のみ / 向かって右側:下地→オレンジ→イエロー
オレンジのコンシーラーで血色感をしっかり加えたことによって
青クマがかなり見えなくなりました。
目頭下の部分はコンシーラー1色でも意外と消えやすいですが、
クマのU字部分(境目)が目立ってきやすいので、
オレンジのコンシーラーは後々かなり違いを出してくれます!
3.ファンデーションを顔全体に塗る
仕込みの行程1,2が終わったら、リキッド(クリーム)ファンデーションを
普段通り顔全体に塗っていきます。
※パウダーファンデーションの場合は4の後にファンデを塗って完成です。
下地の後にオレンジ仕込みをして、上からファンデーションを重ねることでかなり自然に馴染むようになります。
私は薄膜で仕上げるために必ずスポンジを使ってファンデーションを塗るのですが、
せっかく仕込んだクマ部分もいつも通りガーッと馴染ませてしまっては台無し。
頬や額などのクマを避けた部分へまずは塗り広げ、
最後にクマ部分へスライドさせず、トントン叩くようにファンデーションを重ねます。
3までの違いを左右で比較
向かって左側:下地→ファンデのみ
向かって右側:下地→オレンジ→イエロー→ファンデ
ファンデーションだけでは消えていない目の下のクマが
コンシーラーを仕込んでいた方はかなり消えています♪
4.リキッドタイプのコンシーラーを薄く重ねる
ここまでの工程でも「まだクマが消えきってないなぁ」と気になる方は、
保湿力が高く、比較的厚く仕上がりにくいリキッドタイプのコンシーラーを使って
さらにカバーしていきましょう。
ブラシで薄塗りする方法を動画で確認
この工程で使用する場合、いくらリキッドタイプとはいえど厚ぼったくなってしまうので
直接チップで塗るのは絶対にNGです。
ブラシにかなり少量のコンシーラーを取り、
気になる部分だけに上からサーとなぞるように筆を動かします。
圧をかけず、指で馴染ませなくても境目がわからないくらいの薄塗りを意識してくださいね。
4までの違いを左右で比較
向かって左側:下地→ファンデのみ
向かって右側:下地→オレンジ→イエロー→ファンデ→リキッドコンシーラー
写真では3までの工程とあまり変わらないように感じますが、
肉眼で見るときになるU字の境目部分が目立たなくなります。
特に、クマに悩んでいる方は少しの違いでも変化を感じやすいと思います。
5.仕上げはパウダーで
コンシーラーまでの工程が終わったら、ルースパウダーを塗ってベースメイク完了!
…と思いきや、さらに手をかけていきます。
密着力を高めたい人は
コンシーラーで仕上げたクマ消しメイクの持ちをよくしたい方は
目元専用パウダーを使用するのがオススメ。
プラスで大幅にカバーするのは難しいですが、ハイライト効果もあるので一石二鳥です。
多くの人が悩んでいる“目の下のクマ”。 そんなお悩みを解消してくれるのが「laura mercier(ローラメルシエ)」のブラーリングパウダーです。 既存商品のプレストバージョンとして昨年1月に発売されましたが、販売開始当初は完[…]
最後にもう少しカバーしておきたい人は
4のリキッドコンシーラーの工程を省いた方や、「最後にもう少しだけカバーしたい!」
という方には、薄付きのパウダーファンデーションを使用するのがおすすめです。
目の下のクマ部分にだけ、付属のパフで1度サラッと重ねてあげると
よりクマが消えたように感じやすいと思います。
ただし、重ねすぎると厚塗りっぽく見えるので注意。
また、目元だけ色が違うということにならないよう、お肌の仕上がりに合ったカラー選びも重要です。
コンシーラーをただ塗るだけの場合仕上がりはどう変わる?
Before:化粧下地→ファンデーションの状態
「オレンジのコンシーラー必要?」と思った方もいると思うので、
試しに一番王道のクマ消しメイクを施して比較してみました。
上の4の項目で使用しているものと同じ、theSAEM(ザセム)のチップコンシーラーを使用します。
大体の方が、ファンデーション後
このようにクマ部分にコンシーラーを乗せて指で馴染ませていると思います。
アップで見るときちんと消えたように見えますが、決定的な違いがあります。
わかりやすく違いを左右で比較
向かって左側:リキッドコンシーラーのみでクマ消し
向かって右側:今回紹介した方法でクマ消し
リキッドコンシーラーのみで仕上げた方は、
ほかの部分と比べて目の下部分だけが少し明るくなっており、色味に差が出てしまっています。
また、境目U字のすぐ内側部分のクマがまだ消えきっていません。
それに対してオレンジ仕込みをしてしっかりカバーした方は、
色味も目の下だけ浮いて見えることなく馴染んでおり、
目立ちやすいクマのU字すぐ内側部分もかなり消えているように感じます。
手間はかかるけど自然にクマ消し完了♡
Before→Afterで並べると違いは一目瞭然!!
クマ全体が消えたのはもちろんですが、
元々境目のU字すぐ内側が目立ちやすいタイプなのに、その箇所も綺麗に馴染んで消えて見えます♡
薄く仕上げればシワ落ちしたり後でヨレてくる…なんてこともないのでとっても優秀!
丁寧に作り上げるメイクなので、私ももちろん毎日行っているわけではありませんが、
しっかりクマを消したいという日はこの方法でメイクをしていますよ♪
「コンシーラーを使っていてもなんだか綺麗にクマが消えない」
という方は、はぜひ回数を重ねて練習しながら習得してくださいね♡
目指せ!クマ完全撲滅メイク!
まとめ
スティラのパレットもとても優秀なので、メイク好きさんにはぜひ試してみていただきたいです。
頑固なクマに悩んでいる私が、長年試行錯誤して見つけたメイクアップ方法。
一度で習得するのは難しいかもしれませんが、少しずつ慣れてくるのでぜひトライしてみてください♡